PSYCHO-TRIBEのhideさんから声をかけていただき、京都の老舗ライブハウス「拾得」で即興ライブペインティングをしてきました!hideさんがどの曲をどの順番で演奏するのか、まったく打ち合わせせず本当の即興でやってきましたよ!今回の経験で新しい世界が開けた気がします!!

1stステージは、時間とともにゆっくり消えていく絵。メトロポリタン美術館にあるような500年も残る絵もいいけれど、いまここに生きている人たちとこの瞬間にしか共有できない絵を描いてみたかった。描いた絵がゆっくりと消えていく。刻々と形が変容していく絵のなかに、見る人それぞれの感受性が意識と繋がるはず。それを信頼してみることにした。

2ndステージは、hideさんのドラムの音を身体に入れて、身体が描きたいように即興で描く。普段から音楽をかけて絵を描いているのだが、音楽が変われば、できあがる絵がどんどん変容していく。開始10分で描き終わった!と感じたけれど、音楽が続くのでさらに描き進める。これは普段やったことがなかったので新しい感じで楽しかった! 面白かったのは、赤い絵の具を手に取った次の瞬間に音楽が変わって、「え〜、もう赤じゃないのに、この絵の具どうしよ〜」と戸惑っている自分。舞台の上で笑ってしまった。

hideさんと今回いろいろと手伝ってくれた妻、来てくれた友人との写真

今回の経験で新しい世界が開けたと感じたのは、パフォーマンスが終わったあとに来てくれた人たちと話していると、表情がキラキラしているように見える人が多いと感じたこと。もちろんそうじゃない人もいたけれど。

即興のパフォーマンスって、音楽だけじゃなくて観客のエネルギーともセッションをしているのかもしれない。なんだかセラピーのような、ヒーリングのような感じ。

お客さんが帰ったあと、お酒を飲みながらできた絵を見てたのですが、自分が描いた絵というより、この場にいたみんなで描いた絵って感じがして面白かった。

今回のような貴重な経験をするきっかけをくれたPSYCHO-TRIBEのhideさん、終始サポートをしてくれた妻、拾得のみなさん、本当に感謝しています。ありがとうございました!