座るだけで健康になってしまう椅子

 

今、健康食品や健康雑貨の通販を営むプレマ株式会社で椅子の開発をしている。
それは禅の老師が特許を持っている座るだけで背筋が伸びて血流がよくなる椅子なのだが、
それをもう少し改良するというのが私の仕事だ。

 

1時間座り続けると約20分寿命が縮まるというオーストリアの研究がある。
そして、世界中で最も座っている時間が長いのは日本人だそうだ。
江戸時代の学者である貝原益軒が書いた「養生訓」には、
すでに座り続けることの健康の害が書いてある。
それがやっと科学的にわかってきたということだろう。
昔から言われているだけでなく、こういった科学的な研究結果が出るのだから、
人はそもそも椅子に座り続けられるようにできていないはずだ。

 

そもそも人は動物だ。
身体も動きのなかでバランスされていく。
そして、身体を使えば使うほど、身体は動くようになってくる。
しかし、一日中姿勢を固定し、座る、立つ、歩くくらいしか動きのパターンがないのが現代人だ。
これでは身体がバランスを崩したら、それを固定化(慢性化)してしまい、
オフィスワーカーなどは仕事をすればするほど不健康まっしぐらである。

 

そんなオフィスワーカーのサポートとなるのがこの椅子だ。
植物をみればわかるように身体は土台がしっかりすれば、
身体は勝手に天に向かって伸びていく。
座ったときに骨盤が傾いていると下向きに働く重力をしっかり受け止められない。
だから、背骨でバランスをとる必要が出てくるのだ。
よく姿勢が良くないと悩んでいる人が、
意識して背筋だけを伸ばそうとすることは実は効果がない。
身体は積み木のようなもので、土台(座った状態では骨盤)がしっかりしていないと、
上に背骨や約7~8kgもある頭を載せることができない。
そして、この椅子に座るだけで土台が立ち何もしなくても背筋が伸び、
それによって身体が脱力できるようになる。

 

この椅子は座面に秘密があるのだが、
座面のウレタンを発泡させるのに型を作らなくてはいけない。
そのための木製のモックアップを作成中。
ノコギリで木を切るのは疲れるが、
呼吸に意識を向ければマインドフルネスになれるから面白い。

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