表現することは生きること

3年前から「みんnanoライブ」というイベントを開催している。

 

みんnanoライブは「表現することは生きること」をコンセプトに、
自作した歌を演奏したり、即興で踊ったりして、
表現したい人たちが安心して表現できる場づくりをしたイベントだ。

 

何かを表現するときに、下手だからやめておくということをいう人がいるが、
上手でないと表現してはいけないということはないはずだ。
それに理想のレベルに達してから表現するという思考も退屈で、
きっと理想のレベルに達する日はやってこない。
 
以前の私もそうだったが、
上手になるまで表現しないと決める人が多い。
 
子どものころは、描きたいから絵を描いたり、
歌を歌いたいから歌を歌っていた。
しかし、いつの間にかそれが素直にできなくなっていないか。
 
そもそも芸術というのは、上手下手を評価するものではない。
何を基準に上手と評価するのか? そんな基準はないと思うのだが、
多くの人に評価されているものが上手とする傾向があるのは、
ちょっと違うんじゃないかと思うのだ。
 
多くの人の評価に上手下手が左右されるなら、
お金を出して広告宣伝して多くの人に伝え続ければ、
素晴らしい芸術を作り出すことができる。
 
もはや芸術の内容については、二の次だ。
 
しかし、本当はそうではないことを私たちは知っている。
有名な絵や音楽ではなくても、例えば幼児が描いた
絵を見て感動して涙したり、音楽を聞いて踊り出したりしたくなる。
 
知られていない絵画や音楽に感動したことを
誰かに伝えようとしても、相手はその絵画や音楽のことを知らないので、
なかなか伝わりにくいだけなのだ。
 
そして、自身も表現できることを知っているのに、
表現するなら良い評価を得なければならないと考えてしまう。
 
上手下手にとらわれず、評価もしない。
感じたことがあれば伝え合う。
受け入れ合って個人が尊重されるのを体験するイベントだ。
 
このイベントに参加すると体感できるのが、
あえて言葉にするなら「豊かな時間」だ。
効率的でも、自己研鑽でも、暇つぶしでもない時間が流れている。
 
この場の時間や空気感に触れるだけで、
あなたも何か表現してみたくなるかもしれない。
 
次回の開催は9月。そして、12月には年に一回の大きなイベントを開催する。
コロナの状況は気になるところだが、なるようになるんじゃないかと
心配はしていない。
 
以下の動画は、みんnanoライブカフェで踊ったもの。
カホンの演奏はチャーハンさん。彼はフリースタイルフットバッグのパフォーマーだ。
実は当日は踊るつもりがなかったが、彼の素晴らしいパフォーマンスを見て、
彼のパーカッションで踊りたくなった。お互い即興で合わせる。
上手下手がないから、こういうスリルも楽しめるのだ。