即興で表現する

 何を描くのかを決めずに、手が動くままボールペンで落書きをしているうちに、何かの形になっているという即興のアートワークをやっている。何ができあがるのかは描いている私にもわからない。

 

 何を描くのかを決めて描くこともそうだが、目標を決めてそこへ向かうプロセスを着実に歩んでいくことは、これまでの人生でたくさんやってきた。しかし、目標を決めていくら計画をしても、結果を見ると目標より一段低いところで達成と見なしたり、目標を下げたりして現実に合わせてしまうことがほとんどではないだろうか。

 

 思考で考えた目標はどれだけがんばっても思考の範囲内からは出られない。だから、必ず目標よりも低いゴールになってしまう。ごくまれに目標を超える結果を手に入れることがあるが、そこには想定外のラッキーが起こったときだ。例えば、強力なスケットが登場したり、どこからか予算が出てきたりするといった、目標を立てたときに想定していなかったことだ。

 

 幸い私のボディワークが評価していただけるのは、結果(目標)を手放していることが大きい。だから、あらかじめクライアントの症状を聞いて、ボディワークのプランを決めるということをしない。ボディワークのセッション中は、私自身もなにが起こるのかわからない。常に即興である。逆説的だが期待を遥かにしのぐ結果を手に入れたいなら、結果を手放すことだ。そのための手法は即興しかない。

 

 そんなこともあり、今の私を夢中にさせているのが、即興だ。即興で演劇をしたり、即興で踊ったり、即興で音を出して演奏したり、即興で絵を描いたりして楽しむような即興ワークショップを主催している。まったく予定調和がなくワークショップを主催していてもなにをするのかはなにも決めていない。しかし、感じたまま表現して、それを他の参加者に受け入れられる経験をしていくと人はどんどん輝いてくるのだ。感じたことを表現しても評価されず、考えたことが評価される世界に生きていると、感覚的に表現する経験が少なくなる。最初は表現することに躊躇する人が多いがワークショップが終わるころには、みんな子どもに戻ったような感覚になっているから不思議だ。思考を使わずに即興で表現することは、これまで使っていなかった力を使うようなものなのかもしれない。

 

以下は即興演劇について書いたコラム
▼ヤンキーになってみた!
https://terracima.com/2018/10/25/yankee/

 

 このイラストもなにを描くかを決めずに描いたもので、なんとなく自身のなかで「終わった」という感覚があって、イラストを見てみると、人の横顔のようになっていた、というものだ。人の横顔を描こうと思って描いた訳ではないのに、人の横顔として認識できる形になっているところが非常に面白い。

 

 こういうイラストを描いてSNSにアップしていると、評価してくれる人がいるのは嬉しい。そして、妻のすすめもあってプリントTシャツにしてみた。描いたイラストをスキャナーで取り込んでデータを作ってプリントTシャツ屋に依頼したものだが、思ったよりも良い感じに仕上がってきた。

 できあがってきたTシャツをみて、これって簡単にプリントできるじゃない?と思い始めている。ネットで調べてみると、いくつか材料を集めないといけないのだが、案外簡単に作れそうだ。そこで面白いアイディアを考えてみた。Tシャツを1枚4000円で販売すると、10枚販売すれば印刷する資材が買えるので、Tシャツを買ってくれる人を募集しようと思う。

 

 条件は先払い(Paypal支払い。カード支払いOK)で、10枚分の目標の金額を達成したら、印刷する資材を購入して、私がTシャツにこのイラストを印刷してお送りする。10枚の販売が完了してからの製造になるので、お待ちいただくことになるが、それでも良いという方はぜひ買っていただければとても嬉しい。即興での思いつきのプチクラウドファンディングみたいなものだが、面白がってくれる人がいるといいなぁと思う。

 

Tシャツサイズ:S・M・L
色:黒Tシャツ(白色で印刷)・白Tシャツ(黒色で印刷)
金額:4000円(税込)
Tシャツは厚手のしっかりしたものです。
目標販売数達成後、製造しご自宅へ送ります。
一度申し込みをされると、キャンセルはできません。ご了承ください。

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